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フランチェスカ・ウッドマン写真展@SFMOMA

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年末、クラスメートと先生と3人でサンフランシスコ近代美術館で開かれているフランチェスカ・ウッドマン(Francesca Woodman)の写真展示会に行ってきました。

まったく名前を聞いた事もなかったのですが、セルフポートレートを撮る彼女の写真を見て大好きになりました。白黒写真で中判フィルムなのですが、そのセールフポートレートはほとんどヌード写真で自分をさらけ出しています。ナイスボディー(だから好きな訳じゃないですよ、汗)。当時ちょうどフェミニズムの思想が広まり、その流れもあるようですが、まだ10代の頃に撮っているのに、世の中を知り尽くしているような、子供の遊び心を忘れていないような。大人になろうと脱皮しているような。自虐的な感じもします。

廃屋のような建物のスペースを使って、部屋の隅っこやキャビネットの中でまるで自分がそのスペースの一部であるかのように写真を撮っています。こんなセルフポートレートもあるのか、と学んだ次第。

着ている洋服も当時の懐かしい感じがするし、それ以外も何かファッショナブルでもあるのです。先生も彼女の作品が大好きだそうですが、自分と同じ世代なので、当時の流行りがそこかしこに写し出されていてとても懐かしく感じると言っていました。私もさほど変わらない世代か・・・。

その日はこの前に49 Geary StreetにあるFraenkel GalleryRobert Adamsの展示会も見ました。彼の写真も好きなんです。12月で終わってしまいましたが、今度は杉本博司が来ているではあーりませんか。私は海のシリーズが好きですが、夏に友達と行った直島のベネッセ美術館にも飾ってあったのを思い出しました。

実はフランチェスカ・ウッドマンの写真展を見るのは2度目だったりするのですが、全然飽きません。もちろんルーフトップでブルーボトルのコーシーと秋仕様のクッキーセットもみんなで食べました。

2月20日までやっていますので興味のある方は是非(美術館の回し者じゃありませんぞ)。

*フランチェスカ・ウッドマンは1958年生まれのアメリカ人。アーティストで創作活動で忙しい両親を持ち、子供達にもアートが何よりも大切と教育する。その影響で彼女もアートの世界に進み写真を撮り続けていたが、そのプレッシャーからか1981年に自殺し若くして亡くなっている。

*写真はどなたかのサイトから拝借いたしました。
by samantha-ca | 2012-01-10 16:22 | PHOTOS