a spoonful of...

15歳のお誕生日"Quinceanera"

d0129244_16392061.jpg

先日、夫の友達のメキシコ人ご夫婦の長女が15歳のお誕生日を迎え、Family Community Churchでお祝いのセレモニーがありました。"Quinceanera"と呼ばれるもので、これは南米からアメリカに移民して来た人達の中で主にされているようですが、女の子が15歳になった誕生日にのみ行われる特別なお誕生日儀式。子供から大人へ、社会人への入り口としてのパッセージの意味を持つもので、なるべくたくさんのゲストを呼んでお祝いをするのだそうです。

そのセレモニーははっきり言って結婚式とまったく同じ。ブライドメイド、グルームメイドがカップルで式場に入り、最後に真っ赤なドレスに髪をアップにした長女とボーイフレンドが手を組んでアーチをくぐり牧師さんの元に歩いて行きます。牧師さんのお話が終わると、ご両親を含め、親戚の方々のスピーチがありました。ご両親とも娘の晴れ舞台とここまで立派に成長してくれた喜びで笑いながらも涙のスピーチ。お式はそれで終わり。

その後別の会場に移りバンケットでお食事会。それぞれの丸テーブルに名前が書かれていて決まった席に座ります。これはまるで結婚式の披露宴。食事はメキシカンで、テーブルごとにバフェの食事を取りに行くスタイルでした。その後ダンスパーティーが始まり、両親もお嬢さんも、大人も子供も一緒に踊る。日本であれば目の前で両親がダンスを踊ったりすれば「恥ずかしい〜」とその子供は目を伏せてしまうと思うのですが、全然そんな素振りはなく、仲良くお父さんと一緒に踊ってました。そんなフランクなところが良いなと思う次第で。

しかしながらこの儀式はどの家庭でも出来る訳ではなく、やはりリソース(お金)がないと難しいそうで・・。100人強のゲストをおもてなす訳ですしね。親も準備に1年程かけたそう。このセレモニーをしてもらえることは娘にとっては大光栄なことであり、こんなセレモニーをしてもらえたら大人としての自覚が芽生えるし、両親に逆らったり、グレたりすることもないのではないかしら、と思いました。将来本番の結婚式をする時にもこれを参考に、じっくり計画的に無駄なく出来るような気もします。

さて、こんなお式に呼んでいただいたらお祝いは??と悩んだのですが、フランス人の友人に聞くと教会には普通プレゼントは持って行かないとの事。なのでアレンジしたお花を用意しました。正式には今でもよくわからないのですが・・。実は準備不足で出掛けるギリギリになって近所の花屋に駆け込んだので、なんとオーナーが店じまいをして帰るところ!ひぇ〜。

「今からメキシカンのお誕生日会に行くのでお花が買いたいんだけど〜」と懇願すると
「ごめんね〜、今日はもうおしまいなのよ。あら、あなた素敵なお洋服ねぇ」とさらり。褒められてもそんなことはまったく耳に入らない。
「えぇ〜、じゃぁ他にどこでお花買えるかしら・・どうしよう・・もう間に合わないわ〜・・」と駐車場で途方にくれていると
「いいわ、おいで」とまたお店を開けてくれました!なんという救世主!!助かりました〜。

と慣れない事にドタバタだった訳ですが、このような機会はなかなかないので良い経験になりました。ご両親、お友達、ご親戚、ご近所さん一同の愛情を受けて彼女はとても幸せそうでした。こうして大人として一人前に成長して行くのでしょう。ちなみにアメリカは16歳のお誕生日を特別にお祝いするそうです。でもこんなセレモニーはしないですね。

<写真>ブライドメイドとグルームメイドの同級生達。
[PR]
by samantha-ca | 2011-12-15 17:32 | EVENT